終身雇用は本当に崩壊するのか?

終身雇用制度は崩壊すると言われ続けていますが、本当に崩壊するのでしょうか。

確かに、新型コロナウイルスの影響により、正社員であっても生涯安定と言うものは無くなりつつあります。

航空大手のANAでは給与が3割カットされたり、飲食業界では大量リストラが始まったりと、安定からどんどん離れた世界になってきました。

とは言っても、多くの企業では新卒採用を続け、終身雇用を前提に採用活動を続けています。

おそらく、来年以降のこのような状態は続くことでしょう。

こうなると、巷で騒がれる終身雇用の崩壊は本当に起きるのか疑問です。

終身雇用の崩壊は間違いなく起きる

結論から言ってしまうと、終身雇用の崩壊は間違いなく起きます。

ただ、現実的にそうなるには長い年月が必要です。

と言うのも、日本には厳しい労働基準法があり、労働者が守られやすい環境です。

つまり、雇用者がいくら終身雇用を終わりにしたくても法律の壁があり、簡単には出来ないのです。

しかし、終身雇用は必ず崩壊します。

その時、法律は変わっていくでしょう。

もし、変わらないとしても、抜け道を使い、雇用者は終身雇用を崩壊させていきます。

5年後なのか、10年後なのか分かりませんが、今回の新型コロナウイルスにより、それが早まったのは間違いないと思います。

終身雇用制度は企業が成長することが前提の制度

終身雇用制度とは、新卒で会社に入社して、定年まで勤められる制度の事を言います。

労働者にとっては、安定の制度ではありますが、企業からすればいくら暇になっても人員整理が出来ない、リスクのある制度です。

今回の新型コロナウイルスのように、一気に需要が無くなったとしても、人員を削減することが出来ず、人件費と言う固定費が掛かってしまいます。

また、終身雇用制度を採用することにより、設立から40年間は従業員が増え続けます。

理由は、入る人はいても、出ていく人がいないからです。

もちろん、途中で退職する場合や、新卒採用を取らない年もあるので、その限りではありませんが、基本的には従業員が増え続けます。

つまり、会社が成長しなければ、その従業員を養う事が出来ないという事です。

このように、会社の成長が前提となった制度である事から、高度経済成長期の時代には通用しましたが、現代では通用しなくなっているのが本当の姿です。

大手企業も終身雇用制度を取りやめる

ここまで読んでも、大手企業は終身雇用制度を続けてくれると思っている人も多いでしょうが、大手企業ほど終身雇用を取りやめると思います。

その根拠として、経団連の会長が過去に「新卒のルールを見直す必要がある」や「経済界は終身雇用について、もう守れないと思っている」と発言しています。

また、トヨタ自動車の社長も「終身雇用を守るのは難しい」と発言しています。

つまり、大手企業はすでに終身雇用を崩壊させるために色々考えているという事です。

逆に中小企業ではそういった整備が遅れている事から、終身雇用の崩壊はゆっくりなのかと考えています。

能力がない人を守る義理が無い

終身雇用制度は、一度採用されれば、たとえ能力が無くても会社が守ってくれる制度です。

しかし、グローバルに戦っていく必要のある現代では、そんな悠長な事を言ってられません。

常に人員を入れ替え優秀な人を雇い、より良いモノを作っていく必要があります。

アメリカなどでは当たり前のように行われている事ですが、日本は本当に優しい国だと思います。

しかし、それのせいでグローバル競争ではリードを許し、日本の生産性は先進国の中でも低くなっています。

能力のない人はどうすればいいのか?

終身雇用制度が崩壊すると、能力のない人が仕事を失う事になります。

では、能力のない人は生きていけないのでしょうか。

そんなことはありません。

能力を発揮できる場所を見つければいいのです。

営業は向いてなくても、製造なら作業も早くて活躍できるという事もあるでしょうし、ITが弱くても手書きのイラストなら上手という事もあります。

つまり、自分の得意で活躍できる分野を探す必要があるのです。

「そんなの無い」と言う人もいると思いますが、そんなことはありません。

誰しも、何かしらの得意な分野を持っています。

今はそれが見つかっていないだけです。

現状、無いなら見つければいいだけです。

終身雇用制度の崩壊までには、まだ少し時間があります。

ゆっくり、見つけてください。

自分の得意な事を見つける方法

自分の得意な事を見つけろと言われても、ほとんどの人は難しいと思います。

コツとしては、興味のある事を学んでみる事から始めてください。

方法としてはオンライン学習プラットフォームのUdemyを使って、興味のある講座を買ってみてください。

それほど高額ではないので、少しでも興味があれば、迷わず購入してください。

その中から、面白そう、出来そうと思うものを厳選して、実際に副業でやってみるというのがベストです。

プログラミングでも、ブログでも、会計でも、企画でも、マーケティングでも、なんでも揃っています。

とにかく、興味があれば一度受講してみてください。

そうすれば、何か見えてくるはずです。