どうすれば飲食店を働きたい場所に変えられるのか?

飲食店と言うと、キツイ・長時間労働・給料が安いなどを理由にアルバイトも、正社員も集まりにくい状況です。

そんな事もあり、人手不足倒産に追い込まれるお店も後を絶ちません。

実際に、東京商工リサーチの調べでは2019年の飲食店事業における倒産数は過去30年で最多を記録しました。

今後も拡大傾向が続く見込みで、早急に対応しなければ、さらに深刻な事態になってしまいます。

どうして不人気なのか?

飲食業界が仕事探しにおいて不人気の理由はイメージ戦略で負けているからです。

仕事内容がキツイ・長時間労働・給料が安いと言うイメージがあるため、仕事を探す段階から除外されています。

ただ、イメージを変える事が出来れば、逆転できます。

実際に、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも正社員は別ですが、アルバイトに限っては、飲食店と同じような労働環境です。

それでも、人手が十分に集まっているのはイメージ戦略に勝っているからです。

事業方針・事業内容で勝負する

労働環境をいくら改善しようとしても、限界があります。

給料を大幅に上げる事が出来るのであれば、やった方が効率よく人手不足を解消できますが、そんな企業は無いと思います。

だったら、事業の方針・事業の内容で他社と差別化するしかありません。

オリエンタルランドが採用において他のテーマパークよりも上手く行っているのは、事業の方針が素晴らしいからです。

「あの場所に行けば、誰もが笑顔になる。」

そんな、夢を提供する一員になりたいと思い応募します。

実際に給料を見てみると、最低賃金より少し良いぐらいです。

これだったら、普通の飲食店の方がまだ効率よく稼げます。

それでも、学生やフリーターはオリエンタルランドを選んでいます。

このように、どんな方針でサービスを提供しているのかを明確にし、伝えていく事で、共感を得られれば、条件が悪くても応募は来ます。

具体的にどうすればいいのか?

とは、言っても具体的にどうすればいいのか分からないですよね。

まずやる事は、お客様に最高のサービスを提供する事です。

過剰ではないか?と思うぐらい最高のサービスを用意しましょう。

これをする事で、従業員の負担は確かに増えます。

しかし、お店の評判が良くなれば、ここで働きたいとい人も増えるはずです。

実際にオリエンタルランドは、過剰なサービスで結構な仕事量があります。

しかし、それを提供する側になりたいと言う思いから、志望者が沢山います。

現在働いている従業員からの批判はあるかもしれませんが、長期目線で考えると間違いなく、過剰なサービスは人手不足の解消に繋がります。

また、お客様が増えれば利益も増えるので、従業員数を増やす事もが出来、一人当たりの負担は軽減できます。

人気店にすると、人気店の賄いを提供できる

人気店を作る事が出来れば、人気店の賄いを従業員に提供する事が出来ます。

普段のメニューとは少し違うものを考えれば、それだけでも働くメリットになるでしょう。

またまた、オリエンタルランドの話ですが、1年に1回サンクスデーと呼ばれる、アルバイト従業員だけが入場できるイベントがあります。

これの為に、オリエンタルランドで働く人もいるぐらいです。

さらに、通常の日でも使えるパスポートを配布したりと、アルバイトスタッフに自社のサービスを利用してもらう福利厚生を沢山用意しています。

これも、自社のサービスに自信があるから出来る事なのだと思います。

適当なサービスを提供しているお店であれば、自社のスタッフがわざわざ、休みの日に来ないですよね。

飲食店の多くは、裏側が適当になってしまったり、利益を優先してしまって品質を落としている部分も多くあります。

しかし、裏側を知る従業員にも高品質なサービスを提供したいと思ったら、必然的にお客様にも高品質なサービスが提供できるようになります。

お客様=自社のスタッフと言う気持ちで、商品作り・衛生管理・接客サービスを提供していけば、必ず売上も人手も潤っていきます。

高級店を作るのとは違う

ここまで読むと、高級店を作ればいいのかな?と勘違いする人もいると思いますが、それは違います。

あくまでも現在の価格で品質を高め顧客満足度を上げる事を目指してください。

その結果、従業員満足度も上がっていきます。

今回ご紹介した内容を実現させるまでには、相当な時間がかかります。

しかし、飲食店が生き残っていくためには、今から時間をかけて整備していくしかありません。